• ポテトチップス販売中止について考えること

    こんにちは

    私は断然うすしお派 かわさき屋店主 川崎です。

    さて、昨今ニュースになっていますポテトチップスの販売中止。昨年の台風による、じゃがいもの不作が原因のようです。昨年の8月から10月までの、全国的な天候不順、ひどかったですもんね。ジャガイモの主要生産地である北海道にも、めったに来ない大型台風が上陸。そのせいで、特に根ものの作物、全国的に壊滅的な打撃を受けたと理解しています。

    さて、翻って宮崎県。弊社のブログでも何度か取り上げましたが、台風の影響で大根が不足。大根が不足すれば、当然切り干し大根も不足。切干大根が不足すれば、それに伴い価格も高騰。今年のポテトチップスの問題、当社がこんな感じなので、一消費者として、カルビーさんやコイケヤさんの苦悩や決断などが非常に判るし、支持できます。

    ついつい勘違いされがちですが、食品関係、工業製品ではございません。私もこの業界に携わるまでは、安定価格で安定供給なんて、当然のものと思っていました。しかし、現実は、天候による作柄に左右されまくりなわけでございます。今回は、ポテトチップスみたいに、超有名商品だからこそ表ざたになっています。でも、地方で小さく頑張っているような菓子メーカーなんかは、不作があったとしても値上げを理解してもらえないことも多々あるかと思います。宮崎でいえばゴボチさんとか。

    近年では、そういった状況に対する理解が薄れてきているような気がします。たぶん、原因としては、日常から農業が離れていっているから。作る側の傲慢かもしれませんが、私たちみたいな業者、SNSなどを使って、そういったことを随時お知らせしていく必要があるのではと思います。そうすることによって、企業の持続や持続可能な農業へつながってくると、私は考えています。