• 大相撲大阪場所予想

    こんにちは

    平成最後の大相撲本場所 かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、昨日始まりました大相撲大阪場所。昭和最後の本場所では、千秋楽、横綱千代の富士が横綱大乃国に敗北。連勝が54で止まるというドラマが生まれました。平成最後の本場所ではどんなドラマが生まれるか、ちょっと予想してみたいと思います。

    1.貴景勝大関とり

    13-11勝 ときて今場所大関とりの貴景勝。二桁勝てば文句なしの昇進となる予想。今場所の昇進、私、かなり可能性高いと思っています。高安が大関昇進決めた場所くらいの期待値の高さかな。個人的には、8割くらいの可能性で昇進できると見ています。ここ二場所の安定感と、初日の相撲の迫力。ちょっとくらいいなされても、叩かれても崩れない強さは特筆すべきものです。突き押し相撲は安定感にかけると言われていますが、この力士、その定説を覆してくれる可能性を秘めていると感じます。

    2.優勝争い

    最近、混沌としてきている優勝争い。絶対的王者の白鵬が、いよいよ衰えを隠し切れなくなる中で、本命不在の場所が続きます。それでも今場所は、白鵬を軸に優勝争いが繰り広げられるんじゃないかと思っています。場所前もよい稽古できていたみたいですし。問題は、最近見られる終盤の息切れ。これを経験値と相撲勘でカバーできるかが課題でしょう。対抗は高安。なんだかんだで結構な安定感を誇る高安。現在、最も横綱に近い位置にいるのは、間違いなく彼でしょう。先場所は病気で調整不足でしたが、今場所はいい感じっぽい。正直、彼ほどの実力者が、まだ優勝したことないのが信じられないんですよね。白鵬と並んで、今場所の主役になってくれるんじゃないでしょうか。そして、豪栄道・貴景勝・御嶽海がどう絡んでくるか。見ごたえのある優勝争い、期待したいです。

    3.その他

    間違いなく、相当な勢いで進んでいる角界の世代交代。その中心にいるのが、先述した貴景勝です。ただ、同級生の阿武咲も黙っちゃいないでしょうし、御嶽海も実力十分。20台中盤以下の若手の台頭が著しいので、その辺が盛り上げてくれそう。そして次世代の芽も続々と。十両上位に期待の貴源治。190㎝を超える大型力士、期待も十分です。そして注目が幕下。祖父に横綱琴櫻、父に関脇琴の若をもつサラブレッド、琴鎌谷が、十両昇進を狙える幕下5枚目に。他にも、去年デビューした高卒力士がひしめいています。琴手計・塚原・大鵬の孫である納谷の日本人三人。一年で幕下まで辿り着くのは素質がないとできません。そして、個人的に、次世代スターの大本命に挙げている、朝青龍の甥、豊昇龍。おじさんと同じくらいの勢いで出世街道を驀進中。現在、幕下7枚目と、来場所十両狙える位置にいます。今年中に幕内に行くようなことになったら、次世代の流れ、一気に決まるかも。

    幕内以外にも注目点が増えてきた大相撲。平成最後の本場所、楽しみたいと思います!!