• 大相撲界の異変について

    こんにちは

    初場所終盤、盛り上がっておりますよ かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、荒れない初場所が予想外の展開に。クンロク大関の名をほしいままにしている琴奨菊、まさかまさかの12戦全勝。しかも三横綱撃破。残すは本日豊ノ島、明日の栃煌山、千秋楽の豪栄道を残すのみ。一敗で追う白鵬も終盤に入って俄然調子を落としていますし、日本出身力士の10年ぶりの優勝も見えてきました。こんな感じで、今場所、というか、最近、『終わった』と思っていた力士の復活や、ロートル力士の台頭といったところが目に付く気がします。

    琴奨菊31歳 初場所優勝争い

    日馬富士31歳 2年間優勝から遠ざかっていたものの、先場所優勝。今場所もいい感じ。

    嘉風33歳 33歳にして自己最高位の関脇へ昇進。横綱大関の脅威へ

    安美錦37歳 37歳なのにいまだに殊勲者インタビューで姿みます。

    ぱっと思いつくだけでこんな感じ。幕内平均年齢も現在28.5歳くらいらしいですね。一昔前だったら、そのくらいの年齢ってもう引退が視野に入るくらいだった気がするんですが。それに、ちょっと前だと、10代での新入幕って結構あったと思うんですよ。それがここ最近は10代の新入幕、全く見ないような気が。それどころか、20代前半での三役すらほとんどあり得ない状況に。

    正直、私は『現在の若手が情けない』と考えていましたが、少し認識を改める必要があると感じています。大相撲にも正しいスポーツ医学の知識やトレーニング理論が入り込んだ結果、『選手寿命が延び、壁が厚くなった』と考えるのが妥当かなと。年齢にあった食事やトレーニングを積んでいけば、30過ぎても再びピークが来ることもありえる状況になってきているなと。

    ただ、それを突き破ってくるような、突出した日本人力士の出現を期待したいなと思う今日この頃です。