• 宮崎県の雇用と給与と最低賃金と…。

    こんにちは。
    賃金の上昇圧力は、ありまぁす(小保方風) かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、いきなりですが、わたくし川崎、起業するうえで、いくつかの目標と志がありました。その一つが、『宮崎に良質な雇用を』というものでした。私が宮崎に戻ってきてから、最初に就職した会社。毎日サービス残業当たり前。繁忙期は休みなし(27連勤とか普通)。休日は広島時代の75%、給料は広島時代の60%。ちなみに、最初の約束とは、雇用条件がびっくりするくらい違っていました。できたばかりの会社だから仕方なかったとしても、経営者となった今でも、『ないわー…。』と思ってしまいます。

    これはちょっと特殊な例かもしれませんが、各種初任給や平均給与などから推察するに、労働者の立場からみた宮崎の雇用、他県と比較すると、非常に条件が悪いと思います。高校卒業した後、4割以上の学生が県外に就職する現状も納得です。そんな状況で、優秀な学生や、Uターンを希望している県外労働者、宮崎で働こう!!と思うでしょうか。

    従業員に対する給与、コストではなく、投資として見ていきたいというのが、私の考えです。全国的に見て普通の給与を払うことで、やっと全国的に見て平均的な従業員を雇える。そうすることで、全国の同業他社と、ようやくスタートラインが同じになるという考え方です。特に弊社のような小さい企業は、人こそ最大の戦力。最大の戦力に最大限の投資をして初めて、十分な売り上げを上げることができるのではないかと考えています。

    私の目標としては、大卒新人が、弊社で33年働けば、パートの奥さんと二人で、子供3人何とか県外の国公立大学へ通わせることができるくらいの給与を得ることができる職場を目指しています。そして、経営者の皆様に対して、給与をある程度高めに支払ったほうが会社として儲かる!!といった認識を広めることで、宮崎の雇用状況の改善に、一石を投じることができればなーといった希望を持っています。

    なんだかんだで宮崎県が大好きな私です。宮崎で働きたい!!と思っている皆様が報われる状況を作る一助ができれば、それは何よりの喜びでございます。