• 店主川﨑 大いに語る その4

    こんにちは

    真面目な話の合間にある大相撲の記事に違和感を感じないでほしい かわさき屋店主 川﨑です。

    地域間格差の話があります。東京を中心とした関東圏と、各地方の中心都市は人口が増えていますが、地方は人口減少が続いています。その2でも話しましたが、地方での稼ぐ機会の少なさが、この傾向を生んでいるのではないかと私は考えています。今話題の草食系男子だったらよいとは思うのですが、ガツガツした人間ほど、そして、商才のある人間ほど都市部に出て行ってしまいます。

    しかし、私思うんです。地方のほうが稼ぎやすいんじゃないでようか。

    商才のある人間がひしめき合っている東京で勝負するよりも、比較的競争力の弱い地方で頂点をとるほうが何倍も楽な気がします。逆に考えて、地方で成功できない人間は、東京で成功できるわけがないんですよね。それに、地方には都市部にはない経営資源がたくさん眠っています。宮崎はそれこそ食。たとえばですが、天日干し切り干し大根は、宮崎県以外では生産できません。調達コストや固定費コストなんかを考えると、もうもろに宮崎以外の地域は太刀打ちできません。小さな商圏でビックシェアをとることが至上命題となる小規模事業者にとっては、理想的な商材といえるのではないでしょうか。

    きっと、工業製品にしても、工芸品にしても、その地域でしかできない商材というのはたくさんあると思います。それを如何にして掘り起し、県外から外貨を稼ぎ、そして地域を豊かにするか。地域が豊かになれば、内需起業なんかも潤ってきますし、雇用の絶対数も増えてきます。そうすればブラックな企業は淘汰され、雇用の質も上がってくる。

    きっと、地方の発展というのは、中小企業もそうですが、若手起業家を如何に地方に呼び込むかも重要なポイントになるでしょうね。そのモデルとなれるよう、これからも精進していきたいと思います。