プライベート
  • 2016年大相撲総括

    こんにちは。

    今年一年の大相撲も終わりました かわさき屋店主 川崎です。

    さて、今年の締めの九州場所も終了ということで、九州場所の結果を踏まえた2016年の総括、そして、2017年の展望を描いていきたいと思います。

    1.本命不在の大混戦

    2015年の大相撲、白鵬が3回優勝、日馬富士 鶴竜 照ノ富士が1度づつの優勝でした。そして2016年は、白鵬2回、日馬富士 鶴竜 琴奨菊 豪栄道 がそれぞれ1回ずつ。非常に混迷を極めた一年間だったと思います。今年の初めに、いったい誰が豪栄道・琴奨菊の優勝を予想したでしょうか。しかし、九州場所の様子を見ると、絶対王者白鵬はもう帰ってこないんじゃないかと。そして、琴奨菊。九州場所4番しか勝てなかったですし、そろそろ引導を渡す若手が出てきてほしいですね。豪栄道においても、秋場所全勝優勝したものの、九州は9勝。今年は一桁勝利4回。うち負け越し1回。現在、次の大関候補と目されているのが、高安・正代あたりでしょうか。そろそろ、琴奨菊と豪栄道に引導を渡してほしいところ。そして問題力士、稀勢の里。69勝で年間最多勝は立派。1桁勝利は1回。優勝次点が4回。通算優勝次点数が、たぶん14回の稀勢の里。正直、これだけの成績を残せる力士が、なぜ優勝できないか不思議でしょうがない。今年の勝率、75%オーバーですよ。来年以降に期待したいけど…。

    2.来年の展望

    ポスト白鵬の最有力と目されていた照ノ富士が、怪我で精彩を欠き続け、同じく逸ノ城、伸び悩んでいます。私が見るに、現在の大関候補最有力が高安、その次ぐらいに遠藤、正代の本名トリオあたりが期待できますかね。ただ、横綱候補たりえるかとえいば、疑問符が付きます。来場所新入幕予定の佐藤あたりに盛り上げて欲しいものですが。どこかの誰かがブログに書いていましたが、今の状況は、『世代交代』ではなく、『世代後退』であるということです。言いえて妙だなと思います。

    3.今後の期待の力士

    新入幕予定の、佐藤 小柳、十両で活躍している阿武咲あたりが、将来期待できそうかなと。輝はなんだか勢みたいなエスカレーター力士になりそうな気がします。

    日本人の横綱候補力士が早く出てきてくれることを願いつつ、来年も大相撲、楽しんでいきたいと思います!!


    大相撲九州場所展望

    こんにちは。

    一年の締め、九州場所開幕 かわさき屋店主 川崎です。

    今場所は非常に見どころが多い場所になります。ポイントをピックアップしてご紹介。

    1. 豪栄道綱とり 高安大関とり

    最大の見どころはこの2点でしょう。豪栄道・高安ともに、かなりの仕上がりを見せているという印象を持っています。豪栄道に関しましては、二所ノ関一門での連合稽古で、稀勢の里・琴奨菊両大関を圧倒。稀勢の里はその日体調悪かったみたいですが。加えて、出稽古で日馬富士を圧倒。高安に関しては、部屋の三番稽古で、兄弟子稀勢の里相手に4-11となかなかの善戦。そして、豪栄道と高安は、11-9とほぼ五分の結果らしいです。初日は、豪栄道・高安ともに相手を圧倒。二日目に二人が直接対決です。勝って当然の豪栄道、負けるようであれば、綱は絶望的でしょう。逆に、高安が勝つようなことがあれば、大関とり、ぐっと近づくんじゃないでしょうか。

    2. 稀勢の里 日馬富士 年間最多勝争い

    稀勢の里57勝、日馬富士56勝と、場所前は僅差で稀勢の里リード。初日、日馬富士が敗れる波乱もあり、稀勢の里が一歩リードしています。大勝ちしないが安定感抜群の稀勢の里と、波に乗れば圧倒的な強さを見せる日馬富士。ただ、日馬富士、今場所仕上がりがイマイチな気が…。逆に稀勢の里、13勝くらいして優勝できれば、横綱の声もかかってくる可能性アリ。さらには、全勝優勝でもしようものなら、6割くらいの確率で横綱になるかも。しかし、12勝で稀勢の里が最多勝になったとしたら、年間69勝での最多勝。70勝いかない最多勝というのは、ちと寂しいような気もします。

    3. 白鵬

    休場明けの白鵬、今場所の成績は、来場所の相撲界を占う重要な指針になるような気が。ただ、衰えが指摘されている昨今にしても、過去1年間で優勝2回、一桁勝利0は、やはり圧倒的。最近増えてきた休場も、長く活躍するにはちょうどいい休養期間といってもいいかもと私は思っています。ただ、今場所11勝以下だったら、私の中では、圧倒的王者白鵬の評価から、普通の強い横綱白鵬に格下げになりますね。何れにせよ、来年以降の相撲界、混沌としてくるのは確実かと思います。

    4. 優勝争い

    今場所の優勝争い、予想が非常に難しいです。最近毎場所言っている気がしますが。場所前と初日を見たうえで、優勝争いをリードするのは、豪栄道と稀勢の里ではないかと。そして、キーマンが、白鵬と高安。まず、豪栄道、先場所からの好調を維持している印象です。初日の栃煌山線、土俵際の栃煌山の抵抗も難なくかわしました場所前の調整も万全ですし、優勝・そして綱取り、現時点で5割くらい可能性あるんじゃないかと。そして稀勢の里、久々に注目を浴びない場所ですね。初日、苦手の碧山を難なく退けた一番、先々場所までの姿とかぶるかなと。そして、イマイチ場所前の情報が出てこない白鵬。この力士、最近は本当に調子を図るのが難しい。15日間通じて、目が離せないでしょうね。そして、高安。今場所も、横綱・大関陣をかき回す力士は、この力士を他においていないでしょう。兄弟子の援護射撃も期待したいところですが、援護射撃をし続けた結果、自分が賜杯を手にする、といった可能性もアリではないかと。

    以上、十両の郷土力士、琴恵光の新入幕も期待されますが、そのほか新鋭力士の台頭も期待しつつ、九州場所、楽しんでまいりましょう!!

     


    大相撲秋場所総括

    こんにちは。
    世の中には予想もしないことが起こるものです かわさき屋店主 川崎です。

    遅くなりましたが、大相撲秋場所の総括を

    1.豪栄道優勝
    まさかまさかの豪栄道全勝優勝。しかも角番で。場所前の動向では、豪栄道、悪くないとの報道はあったんですが、まさかここまでやるとは。先場所までの大関在位での勝率、たしか.517程度だったと記憶しています。5割少々の勝率の力士が優勝。それも全勝。たぶん、誰もこんな結果予測できなかったと思います。そして何より、なぜ全勝優勝できたか、その要因もわからない内容。いつもの豪栄道が、たまたま勝つ内容を15日間続けてしまった。そんな印象を持ちました。まぁ、来場所優勝で横綱昇進らしいですが…。今場所の活躍が、フロックでないことを祈るのみです。

    2.稀勢の里綱とり
    一言、残念。初日の立ち合いで全て決まりました。腰高、左が差せない、強引な寄り、逆転の投げ。最悪のパターンでした。先場所のように、悪いなりに何とか踏ん張っていましたが、豪栄道に止めを刺された形になりました。しかし、豪栄道の優勝とおなじくらい疑問なのが、稀勢の里の優勝なし。先場所までの大関での勝率、実に.705。横綱級の活躍を見せながら、いまだ優勝ナシは、勝負弱いだけでは説明つかないレベルな気がします。現在、大関陣で勝率6割を超えている力士、実は稀勢の里のみ。そして、優勝経験のない力士も稀勢の里のみ。来場所こそは初優勝を期待したいです。

    3.その他の力士および若手力士台頭への期待。
    高安、一応10番勝った者の、あと1つ2つ上乗せが欲しかったですね…。13日目からの3連敗がもったいなさすぎる。来場所大関とりの場所になると思いますが、それが非常に重荷になる可能性がありますね。そして遠藤、復活の兆しを見せてくれましたね。この勢いで、一気に三役まで上り詰めてほしいところ。若手では、琴鎌谷、入門から負け越しなしで、幕下で5勝2敗は上出来。高校中退の18歳ですが、今後期待できそうです。ちなみに、お父さんは、元関脇琴の若。お爺さんは、元横綱琴櫻。平成の大横綱、貴乃花のような華々しい血筋です。輝や十両の阿武咲、佐藤も、引き続き期待したいです。

    というわけで、九州場所を楽しみにしたいと思います。


    大相撲名古屋場所雑感

    こんにちは。
    暑い夏のアツい大相撲、日曜日で千秋楽でした。気になった点をいくつか下記にピックアップ。

    1.稀勢の里綱とりと優勝争い
    2場所連続の綱とりが今場所最大の焦点でした。5日目の栃煌山戦での敗戦以降、稀勢の里の悪いところが出てしまい、相撲はずっと下降線。終わってみれば12勝の優勝次点。…まぁ、上々じゃないですか。正直、中日までの相撲内容を鑑みるに、以前の稀勢の里でしたら11勝が精いっぱいの相撲内容でした、それを12勝あげれたというのは、私は成長の証だと思います。14日目の白鵬戦や、6日目の妙義竜戦など、ぎりぎり価値を拾った取り組みも多々見られましたが、拾えたところは称えて良い点はないでしょうか。ぜひとも秋場所で優勝して、綱をつかんでほしいところ。そして、稀勢の里と最後までデットヒートを繰り広げた日馬富士。場所前の評判から前半戦を見ている限りでは、全く問題にならないと正直思っていました。しかし、10日目くらいからの動きのキレは、まさに横綱日馬富士。ラストは白鵬・稀勢の里を圧倒。まだまだ日馬富士健在というところを相撲ファンに見せてくれました。一度日馬富士にはお会いしたことがありますが、土俵上の荒々しさとは違い、土俵下ではとてもサービス精神旺盛で笑顔が素敵な力士でした。稀勢の里ファンとしては憎たらしい限りですが、相撲ファンとしては、是非これからも元気な姿で土俵を沸かせていただきたいものです。

    2.大関・三役陣
    なんだありゃ。稀勢の里以外、問題外もいいところ。何とか勝ち越した照ノ富士、いい加減膝完治させるべきじゃないでしょうかね。大横綱確実な大器であることは間違いないのに、ケガでその才を捨ててしまうにはもったいなさすぎる。そして日本人の大関二人。ここ3場所はびっくりするような活躍でしたが、最後に狂い咲いただけだったか。正直来場所、どちらかだけでも負け越してほしい。そして今場所大活躍の小結高安。三役3度目の挑戦で初の勝ち越し。しかも二桁勝ち星。来場所二桁勝てば大関チャレンジ。ぜひとも今の大関陣に引導を渡し、新大関になってもらいたいところ。

    3.その他
    今回は上位陣のだらしなさと、小結以下の活躍が目をひく場所だったと思います。平幕の宝富士も、前頭上位で金星含む二けた勝利。新進気鋭の正代も、時期大関候補の声がかかるほどの活躍を見せてくれました。残念ながら、輝・佐藤・阿武咲の、期待の国産若手力士は振るいませんでした。中卒たたき上げ力士のこの3名には、是非とも大関候補の声がかかるような大器に成長してほしいものです。

    以上。来場所は、前代未聞の、稀勢の里3場所続けての綱とりチャレンジの場所になります。次こそは14勝以上の星を上げて優勝してほしいと思いつつ、これにてブログ終了。


    参議院議員選挙 考察

    こんにちは。
    参院選、議席確定のようですね かわさき屋店主川﨑です。

    さて、政治の話は揉めるといいますが、それなりの力を入れて記載したいなと思っています。
    思想信条で反発されるかたもいらっしゃるとは思いますが、暖かい目で見ていただければ幸いです。

    まず、今回の最大の争点は、改憲勢力の2/3議席確保だったのではないでしょうか。与党が圧勝することがわかっている選挙で、マスコミの皆さまは争点探しが大変だったとお察しいたします。与党2党+おおさか維新、にほんのこころの4党で、衆参両院において2/3獲得。これは、良くも悪くも日本の政治の大きな転換点ではないかと思います。これから、間違いなく政局は改憲へ向けて動くと思います。憲法9条が争点になっているようですが、9条改正は、私はあり得ないと思っています。理由は公明党。公明党以外は9条改正に賛成であると認識していますが、この党の賛同が得られないと、改正発議にかけることはできません。今朝のラジオでいっていましたが、その他の条項の改正もしくは加憲といった形で、とりあえずの憲法改正の実績を作るといったところが妥当な見方だと思います。

    また、左派政党は非常に改憲に関して悲観的な見方をしていますが、わたしは全く逆だと思います。仮に、9条改正の発議がかかったとして、国民の理解が得られず国民投票で否決になった場合、安倍政権の退陣は避けられないでしょう。まさに、英国のキャメロン首相のような状態になることは間違いないかと思います。マスコミの報道などに多々違和感を覚える点はありますが、その中の一つが、国会で憲法改正を実施するかのような報道です。最終的には国民に諮るわけですので、そちらの理解を得ることが、最も重要なことなのではと思うんですけどね。そして理解を得られなかった政権の末路は、推して知るべしでしょう。

    あと、今回の選挙、最大の勝者は共産党、敗者は民進党であると認識しています。正直、単独過半数を獲得できなかった自民党は、私は今回の選挙では、実質敗北であったと認識しています。英国のEU離脱や、北朝鮮の軍事挑発など、与党を後押しする要素がいろいろあったにもかかわらず過半数が取れなかった。これは、現政権がそこまで支持されていない証左なのではと思います。それでもここまで議席確保ができたのは、野党のだらしなさに尽きると思います。そして、野党共闘、結局は共産党の一人勝ちになったのではとの印象は拭えません。

    そして何より、敗者の民進党のだらしなさは特筆すべきかと。政権党の時の失策を挽回する方策が、全くの的外ればかり。その集大成が、今回のスローガン『まずは2/3とらせないこと』ではないかと。切り干し大根、最大の取扱量を誇る組織は、言わずと知れたJA宮崎中央。仮に、私が、新年度の目標を社員に対して伝える際、『農協の集荷量1000t以下にする』とか言い出したら、(何言ってるんだコイツ)と思われること請け合いだと思います。マスコミのせいでもありますが、自分が何がしたいというよりも、与党の方針に反対することが第一になっているため、こういった体たらくになっているのではないでしょうか。正直、民進党の政権公約、『反自民』の3文字で終了するのではと皮肉も言いたくなります。

    というわけで、長くなりましたが私なりの参院選考察を。
    皆様、まぁ、暖かい目でご覧になっていただければ幸いです。