• 大相撲 九州場所雑感

    こんにちは

    相撲が変な形で注目をあびて残念です かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、昨日千秋楽を迎えました大相撲、白鵬の、前人未到の40回の優勝で幕を閉じました。その裏で、来年の大相撲に大きな動きがありそうな気配。というわけで、いくつかピックアップ。

    1. 横綱大関陣

    白鵬以外存在感なしでしたね。というか、3横綱、がけっぷち。日馬富士は、刑事事件で引退待ったなし。稀勢の里、上半身は使えているものの、過半身が全く粘りなし。鶴竜も、連続休場で相撲勘ヤバいでしょうし。高安、怪我で途中休場。とりあえず大関陥落は免れたものの、このままだとダメ大関の烙印を押されかねません。豪栄道もやっとの9勝という体たらく。実質、1横綱1大関みたいな状況じゃないですかね。しかし、まさかの白鵬再復活。3勤1休くらいのペースでいけば、まだしばらくやれそうですね。

    2. 次期大関候補

    御嶽海、阿武咲、貴景勝、北勝富士の4人が横一線といったイメージです。基本、4人とも押し相撲ですが、みなタイプが違いますね。個人的には阿武咲押しなんですが、北勝富士の研究熱心さや、貴景勝のストイックさ、御嶽海の強かさと、それぞれ違った強みがあると感じています。ただ、御嶽海は稽古熱心でないということも言われていますので、長期的に見たら伸びしろのある阿武咲、貴景勝が注目かな。そして不気味な逸ノ城。今場所いい相撲もみせ、上位総当たりで二けた勝利は立派。破竹の勢いで勝ち上がっていた新入幕時以来の活躍でした。あきらめの早さがちょっと不満ですが、来場所の成績次第では、再度大関候補に顔を出すかも。

    3. その他

    安美錦、涙の敢闘賞、立派でした。靭帯やっちゃった後、史上最高齢での幕内復帰そして、何とか勝ち越しての三賞。涙を流しながらの殊勲者インタビュー。私もウルっときちゃいました。体はテーピングやサポーターだらけ。『汚い体』で頑張り続けるおっさんの姿は素晴らしい!!そして、来場所新入幕の期待がかかる阿炎。186㎝の恵まれた体躯から繰り出される突っ張りは、師匠の寺尾を彷彿とさせます。体重は140㎏にも満たない程度ですが、これからが楽しみな力士です。

    以上。来年は、何人か初優勝が出てくることを期待しつつ、来場所を楽しみに待ちたいと思います!!