2018年05月11日
こんにちは。
花粉もなく、一年で一番過ごしやすい時期ですね かわさき屋店主 川﨑です。
明後日から始まる大相撲夏場所。世代交代がなかなか進まない感がありますが、ちょくちょく期待の若手が出てきているような感じでもあります。稀勢の里の休場も決まった今場所の、川崎的注目点、いくつか挙げてみたいと思います。
1. 優勝争い
場所前調子がよかった白鵬・鶴竜の両横綱。対照的に、怪我の影響が懸念される大関高安。基本的にはこの三名の争いになるかと思います。高安は、場所前調子悪くても、なんだかんだで本場所星をあげますし、逆に、両横綱は、最近は場所前調子がよくても本場所で崩れる傾向が見られます。関脇以下で絡んできそうな力士だと、大関とりがかかる栃ノ心と、久々に関脇まで上がってきた逸ノ城の両関脇が、優勝争いのキーマンになりそうな気がします。そして、下位に落ちた貴景勝。怪我がなければ、上位総当たりの場所でも二桁勝てる実力者。怪我の具合次第ではダークホースになり得るかと思います。
2. 栃ノ心大関取り
長らく怪我に苦しんできた苦労人、栃ノ心。齢30にして、初の大関とり挑戦です。優勝した1月場所、前頭3枚目でしたので、どう評価されるかと思っていたのですが、大関とりの起点として評価してもらえたみたいです。暗黙の了解として、3場所の合計星数が33番以上が大関とりの条件。14勝、10勝ときているので、二桁勝てば間違いなく大関でしょう。問題は、初の大関とりというプレッシャーに打ち勝てるか。過去、名だたる名力士たちも、初の大関とりは苦労しています。実力的には十分だと思いますが、このプレッシャーに打ち勝てるのか、注目です。
3. 若手大関候補
個人的に最有力とみていた阿武咲が、怪我のため十両転落。貴景勝も先場所のけがで前頭11枚目まで落ちてしまいました。今場所大勝ちすれば期待大ですが、星をあげれないようだと、もうしばらく時間がかかるかなー。そして大卒力士。御嶽海・正代・北勝富士あたりが注目ですが、ちょっと大関の器じゃない気もしてきました。以前から追っていた正代以外の4人、御嶽海以外は三役定着できず、御嶽海は三役で勝てない。もう少し頑張ってもらいたいですね。そしてそんな中、期待の新星阿炎。師匠寺尾譲りの突き押しが魅力ですが、ちょっと変わってみたりするなど、勝汚い面も見られます。ただ、軽量力士ですので、そういった工夫、個人的にアリだと思っています。入幕から二場所連続で10勝での上位総当たり場所。どういった結果になるか楽しみです。
以上の点踏まえてみると楽しめるんじゃないかなーと思います。皆様もご一緒に、大相撲、楽しみましょう!!