• 大相撲夏場所総括

    こんにちは

    もうすぐ梅雨ですね かわさき屋店主川崎です

    大相撲夏場所終わると、梅雨が来ることを実感いたします。というわけで、今場所の総括を。

    1. 白鵬全勝優勝と優勝争い

    いやー、今場所の白鵬、強かったですね。場所前のけいこの情報、非常に充実していたとの報道ありましたが、予想以上でした。序盤バタつく場面ありましたが、終盤は盤石でしたね。千秋楽の日馬富士との大一番に、下半身の充実を感じました。38回目の優勝ということで、40回の優勝、見えてきたんじゃないでしょうか。稀勢の里が途中休場した寂しさもありましたが、それを跳ね飛ばす活躍でした。そして、日馬富士と高安の終盤の失速、ちょっと残念でしたね。高安は後述するとして、日馬富士、白鵬と逆に、ちょっと衰えを隠せなくなった印象が。そして、地味に活躍した照ノ富士。ひざの状態、だいぶ回復してるんじゃないでしょうか。もしかすると、近いうちでの綱とり、あると思います。

    2. 高安大関昇進

    場所前、高安の大関昇進、ほぼ間違いないとみていましたが、周囲の期待通り、見事に勝ち取ってくれました。13日目までは100点だったと思うのですが、ラスト2日は残念でしたね。そこで勝ち切るかどうかが、綱とりできる大関になるかどうかの試金石と思っていたのですが…。ただ、カチ上げからの突き押し一本で12日目まで勝ち続けていましたが、最後の3日、いろいろと工夫している様子が見て取れました。正直、カチ上げからの突き押し一本では、上位はすぐ対応してくると思います。高安は、左差しの相撲も強いので、うまいことこの辺も駆使していければ、優勝もできてくるのではないかと思います。

    3. 若手の台頭

    今場所は、若手の台頭が著しかったと思います。三賞獲得した力士のうち、殊勲賞をとった御嶽海・敢闘賞の阿武咲なんかは、今後非常に期待できる力士だと思います。ほかにも、二けた勝った正代、北勝富士、宇良、貴景勝もよかったですね。ただ、個人的に応援したいのが、阿武咲と貴景勝のライバル二人。まだ二人とも20歳(今年21歳になるようですが)。向こう一年間で3役定着できれば、次の大関・横綱候補に名前が上がってくる可能性もあります。二人の成長、非常に楽しみです。

    こういった感じで、相撲界の地殻変動、だいぶ大きくなってきた感があります。といったところで、また名古屋場所でお会いいたしましょう。