2018年09月10日
こんにんちは
今年は本当に台風が多い かわさき屋店主川崎です。
さて、昨日初日を迎えた大相撲秋場所。見どころは大きく3つ+αってところでしょうか。それぞれについて予想してみました。
1. 優勝争い
これは難しい。正直、関脇以上の力士、八名全てに可能性があると思っています。そしてすべての力士に不安材料も。昨日の初日を見てると、星を落とした豪栄道は脱落でしょうね。稽古場で強くて本場所弱い力士の典型例になりつつある豪栄道。きっちり休まず出場することは素晴らしいですが、結果がついてこないことには…。相手のレベルが違いますので一概には言えませんが、一番相撲内容が安定していたのは、大関栃ノ心でしたね。突き押しが強烈な千代大龍を、基本通り下から攻めていって、何もさせずに完封勝利。白鵬、鶴竜も悪くありませんでしたので、この三人が中心となって優勝争いするんじゃないでしょうか。
2. 御嶽海大関とり
そして先場所優勝の御嶽海。横審の稽古総見や出げいこでは散々な成績でした。しかしこの力士、豪栄道とは逆の、典型的な本場所に強い力士。初日もあまり合口のよくない正代を、きっちりしたから攻めていって勝利。この力士、弱きをくじき強きを助ける、なんだか弱い者いじめが好きな人みたいな感じなんですよね。取りこぼし少ないけど、上になかなか勝てない。今場所、多分横綱大関と4番くらいはとることになると思っています。そこできっちり勝ち越すくらいの結果を残すことができれば、自ずと大関が手中になるのではとおもいます。ただ、正直なところ、その可能性、2割程度でしょうね。何とか二桁勝って、来場所に繋げるくらいが妥当な予想ラインじゃないでしょうか。
3. 去就のかかる稀勢の里
私が一番注目しているのはここ。長らく好角家の一番の注目の的だった稀勢の里がどうなるか。個人的には、最低二桁勝利。それ以下だったら引退。また、中日までで3敗したらアウトだろうなと思っています。昨日は合口のいい勢い、左差しからの一気の寄りで白星を上げましたが、正直、ちょっと厳しいなと思います。二日目の相手は貴景勝なんですが、この相手、稀勢の里本当に苦手。低い・重い・差せないと、かなり厳しい相撲になることが予想されます。怪我前だったら、左のおっつけ入って一発だったと思いますが、今の左の状況が、今日の相撲でわかるんじゃないでしょうか。ここで、左から攻めての白星だったら、今場所大分目が出てくると思いますが果たして…。
4. 若手
久々三役の貴景勝、幕内上位まで番付を上げてきた阿武咲、この二人がどれだけ戻してきているかが個人的には気になります。どちらも怪我の状態、だいぶ良くなってきています。昨日は残念ながらどちらも黒星でしたが、体の動きは悪くなかった。特に阿武咲、貴景勝に置いて行かれないように頑張ってほしいです。また、豊山、朝乃山は、昨場所大きく勝ち越して今場所は上位総当たりが予想されます。前回は上位の壁に跳ね返されましたが、今場所は再挑戦でどこまで星を上げることができるか注目。昨場所上位に跳ね返された阿炎も、巻き返しなるか注目です。あと、地上波中継がない番付ですが、大鵬の孫・納谷と、朝青龍の甥・豊昇龍。今年三月序の口デビューながら、あっという間に幕下へ。ただ、幕下は三段目とは本当に世界が違います。ここで跳ね返され、足踏みしてしまう有力力士も数多くいます。二人とも昨日初日を出しましたが、果たして今場所どんな成績を残すか、こちらも注目です。
しかし、かれこれ14年くらい稀勢の里ウォッチしてきましたが、仮に引退となると本当に寂しくなります。何としても頑張って復活してほしいものです。というわけで、今場所も楽しんでいきましょう!!