店主の日記
  • 世界を変えるのは僕だ

    こんにちは

    お隣に咲いている桜がきれい かわさき屋店主 川﨑です

    タイトルから大きいことを言っていますが、何となく感じていることをつらつらと。名前の敬称が省かれているのはご容赦ください。

    有史以来、世界を大きく動かすプレイヤーは、多分政治家でした。日本史を紐解くと、出てくる名前、ほぼ政治で国を大きく動かしてきた人たちばかり。藤原から始まり、平、源、足利…。戦国の世も、武将=政治家ですし、昭和の偉人といえば、私がぱっと思い浮かぶのは、佐藤栄作や吉田茂、田中角栄など、やはり政治家が日本を動かしています。世界史を見ても、宗教家が数名で、近代史なんかは、ほぼほぼ政治家の名前になってくるんじゃないでしょうか。

    ところが、21世紀になると様相が違ってきているきがします。21世紀、世界を変えたのは、技術者 or 経営者。GAFAといわれる米国企業も、Google、Facebook、appleは、技術者が世界を変えている。個人的には、Amazonは、技術というより経営者が動かしているという印象。ちょっと前のMicrosoft社と合わせ、世界を動かすプレイヤー、政治家から、世界を股にかける個人が世界を変えていっている気が。日本も、ここ20年で人間の在りようを変えた人物って、小泉純一郎や安倍晋三よりも、孫正義や、柳井正、鈴木敏文あたりのほうが、圧倒的に人の在りようを変えていっている感がありますよね。

    近年政治で話題になっていることといえば、日本はモリカケ問題。米国はロシアンゲート疑惑。英国はブレクジット問題と、なーんか、足の引っ張り合いばっかりやっている感じ。ドラスティックに世界を・人の在りようを変えるなんて、到底できそうにない。特に近年、世論が非常に強くなり、政治家はどうしても世論の平均値をとらなければいけません。革命的な行動で世界の在りようを変えるなんて到底無理。それに、世界の指導者、ほとんど60歳以上。日本の在りようを大きく変えた明治維新なんて、その立役者、ほぼほぼ30歳前後です。じゃあ、今の世の中で、30台前後のエネルギッシュな世代が、政治の世界で日本を変えるぞ!!と意気込んだところで、初当選が40台、大臣になれるころには60台で、世界を変えるどころか、自分の体調を維持するのが精いっぱいってオチ。

    その点、技術や仕組みで世界を変えようと思えば、いくつからでもOK。ザッカーバーグなんて、2010年、彼が25歳の時に、すでにFacebook、形になってました。それをもとにしたSNSで、人のコミュニケーション、大きく変わってきてますよね。そしてベゾス。現在、帝国とも呼ばれるAmazon。これ、本当に世界の流通に革命を起こしつつあります。Amazon Go とか、日本に上陸したら、日本からコンビニ消えるんじゃないかな?他にも、ホールマート買収からのホールマートの使い方。これ、マジ日本のスーパー、ヤバいことになると思いますよ。

    そんなこんなで、起業 → 世界に変革 という流れが、今後、人間の在り方を変える革命の主流になるんじゃないかというのが私の持論。政治で世界を変えるのは、もはや時代遅れ。これからの世代で世界を変えようとする人たちって、こぞって起業していくべき!!

    ただ、私に世界を変える力は、正直あるとは思いません。しかし、綾町、あわよくば、宮崎県を変えるくらいの仕事ができればいいなーと思いつつ、日々の業務に励んでまいりたいと思います!


    ピンチはチャンスのチャンスって何?

    こんにちは

    開業してもうすぐ7年 常にピンチなかわさき屋店主 川﨑です。

    最近、学生時代の友人に勧められて読んだ本、落合陽一さんの、日本再興戦略の中で、特に感じた内容についての川崎の意見です。

    昨今の中小企業、大きな悩みの一つは、間違いなく『人手不足』。かわさき屋も例外ではなく、昨年くらいから、四六時中求人をだしている状況。ブログを見ている皆さん、一緒にかわさき屋で働いてみませんか?ってな具合です。お世話になっている経営者から話を伺うと、大体皆様、『人が足りないね』とおっしゃっている状況。そういった中の対策として、作業の機械化を進めるチャンスだと書いてあったのがこの本。なるほど、納得。機械化を進めるにあたりぶち当たる壁が、『現在の人員をどうするか』少なくともかわさき屋では、機械化を進めると同時に、大量に仕事が増えるということは、ちょっと考えにくいです。今、川崎が欲しいなーと思っている機械、もし導入したら、10人でやっている作業が6人で可能になる計算。機械の償却<人件費の削減 となるのは間違いなく、これを機に導入を進めようかなと思っている次第。きっと、こんな調子で、IT導入やAI導入なんかで、人が削れるところを削っていき、収益力をアップする機会になるのかもしれません。

    話変わって先日、宮崎市のエクステリア設計・施工会社、有限会社サンエクの代表取締役、白川社長の話を聞く機会がありました。ああいった建築業界も、構造的な問題を抱えている様子。

    1. 左官職人の減少

    2. 新築件数の減少

    いや、致命的ですね。業界自体が縮小していくことが目に見えて分かっている。そういった中、白川社長は、向こう20年、売上増の計画を立てられているとのこと。通常、職人仕事は、職人に外注するのが業界の常識とのこと。それを、左官をはじめとする職人を内製化することで、これから始まる職人の減少に対抗するといった戦略のようでした。他社は、職人が見つからず仕事を受けられない or 職人の外注単価が上がる → 儲けが減る のながれですかね。対して、サンエクさんは、内製化しているため、すぐに依頼にかかれるし、コミュニケーションが密に取れるため、良い仕事ができる。結果、受注増って感じのシミュレートであると理解しました。多分、職人不足のピンチを乗り切り、受注増というチャンスを掴むという戦略ですね。

    対して弊社。前述しました機械化、人手不足という、ピンチを、機械化に移行するというチャンスに変えるという戦略ですが、ここからが課題。機械化に移行したことで、弊社が受けるべきメリットというのは何かを明確にしなければなりません。

    1. その分価格を下げ、お客様に還元するのか。

    2. 待遇改善を行い、人材確保の起爆剤とするのか

    3. 設備投資に使い、さらなるコスト削減や、売上増に取り組むのか

    4. 私の懐にがっぽり入れるのか。

    どれに用いても自由。どうするかは経営者の裁量ですので、じっくり見極める必要があります。上の三点、どれも私にとってメリットです。上の4つのうちのどれかを実行できるチャンスを、機械化を推し進めることによってできるようになると解釈できそうです。従業員、お客様、取引先様、三者が最もメリットを享受できるのはどれなのか。私が起業する際考えたこと。それを実現すべく、かわさき屋にとって最良の選択肢を選べたらいいなーと感じます。

    話を最初に戻しまして、『日本再興計画』、この本、私の解釈では、これから人はいなくなるし、今までの価値観では上手くいかなくなるよ。だから、価値観を再考し、日本のこれからの予測から逃げずに、今からくるであろう日本の苦境を、逆にメリットにしていこうぜ!!って感じの内容でした。宮崎県の人口動態予測も非常に芳しくありません。それをふまえ、そして、それをプラスに変える、そんな戦略を、経営していく限りは考え続けなければならないと感じました。

     


    他人事ではない

    こんにちは

    花粉が気になる今日この頃 かわさき屋店主 川﨑です。

    今回も非常に来場者が多かったスーパーマーケットトレードショー。弊社かわさき屋も充実した3日間を過ごすことができました。今回5回目の参加となりましたが、ちょっと例年と比べ、異変が…。何か、運送便業者、サービス悪くなってない?

    いや、何となくなんですが、今までは、集荷ブースに荷物もっていったら、すぐに預けることできていたんですよ。もう一つ言えば、4年前くらいまでは、ブースまで荷物取りに来てくれていました。しかし今年は、集荷ブース前に大行列。かわさき屋、片付け一人で大丈夫だろうと思っていたので、一人を先に宮崎に帰らせ、私川崎一人で片づけをしていました。かわさき屋の荷物は、大きな段ボール3つ分。他社さんに協力していただきながら、何とか効率よく荷物を預けることができましたが…。

    と、ここで思ったことが一つ。これ、運送業者のサービスが悪くなったんじゃなくて、過剰サービスが適正に戻っただけなんじゃないの?長引く不況で、過剰にやってもらって当たり前的な空気が、日本にはびこっていたような感じが。それが、人口減少・労働人口の減少、景気の上昇のせいで、過剰なサービスを供給することが困難になってきているんじゃないですかね。特に、運送業界、人手不足深刻っていうニュース流れていますし。その他にも、スーパーマーケットなんかは、年始の営業取りやめとか、コンビニも24時間営業取りやめ検討とか、色々あるみたいですし。労働者側から考えても、もう、ブラックな職場、入らなくてもいっぱい働き口ありますしね。きっちり給料がもらえて、休みもあって、福利厚生も充実。そんな会社に入るに決まってる。価格上昇についてもそう。多分、安価で充実したサービスというのは、今後、日本では期待しちゃいけないんでしょうね。

    そういった状況にあること、雇用者側としても、従業員を抱えている身として肝に銘じなければならないと感じています。これからどんどん上昇するいろんなものに対応できる賃金形態の構築。中小企業としては困難な課題ですが、解決しなければ、多分会社の未来もないのではないかなと。

    今回の運送業者の件、そういった意味で、他人事ではないと感じた次第です。

     


    ご来場ありがとうございました

    こんにちは。

    春がちかづいてきましたね かわさき屋店主 川﨑です。

    先日、幕張メッセで開催されました、スーパーマーケットトレードショー。かわさき屋、今年も参加いたしました。多分9万人前後の方のご来場があったようで、本当に大盛況でした。弊社参加の宮崎県ブース、出入り口前と、非常に良い位置に陣取っておりました。その中で、かわさき屋ブース、県ブースの奥まったところに陣取るという、あまりよろしくない位置におりました。しかし、それでも、今回の展示会では、非常にたくさんのお客様にご来場いただきました。本当にありがとうございます。

    今までお取引のあるお客様のご来場もたくさんありました。わざわざかわさき屋ブースにいらしていただき、本当に感謝です。また、今回の展示会で、新しい出会いもたくさんありました。今回の出会いを機に、新たな関係を築くことができればよいなと思っています。お取引様の利益になるようなご提案ができるよう、かわさき屋、全力で頑張ってまいります。

    この度は、ご来場本当にありがとうございました。

    これからもかわさき屋、どうぞよろしくお願いいたします。


    稀勢の里の引退に想う

    こんにちは

    ただただお疲れ様でした かわさき屋店主 川﨑です。

    稀勢の里という力士、私が一言で表現するとすれば、大相撲史上、最もファンの期待を裏切った力士。

    私がこの力士を認識した最初のきっかけは、2004年に、17歳9か月という、横綱貴乃花に次ぐ年少記録で十両に昇進したときでした。突き押しが強烈で、馬力のある相撲が持ち味。その後あっという間に幕内に昇進し、三賞・金星・三役など、歴代上位の年少記録で達成。当時絶頂期の横綱朝青龍に対しても、一気の突き押しで土俵からはじき出したりと、白鵬と共に、次代を背負う力士として、好角家から期待されてました。私、貴乃花の大ファンだったんですが、2003年に横綱貴乃花が引退して何となく相撲を見ていた時に、『次はこいつしかいない!!』と、非常に興奮したのを覚えています。それからかれこれ15年、稀勢の里をずっと応援してきました。

    しかし、そこから彼の苦難がスタート。

    三役に定着できない。変なところで取りこぼす。上位で大勝ちしたかと思えば、次の場所では負け越す。そして、極端に苦手な力士がいる。琴欧州や把瑠都、碧山など、パワー系の外国人力士には、全くといっていいほど勝てませんでした。ファンからの期待は大きく、でも期待には応えられず。それでも、横綱相手に圧倒するような相撲をたまに見せてくれる。有名な一番が、白鵬の連勝を止めた一番。2010年九州場所の二日目だったと記憶していますが。豪快な突き押しから、激しい相撲で白鵬を寄り切る。youtubeで改めて見ても、白鵬の動き、負け相撲だけどもキレッキレ。この一番で、稀勢の里の好角家からの期待、一気に高まったと記憶しています。

    そこから2012年の大関とり。しかし、大関とりの場所も彼らしいというか…。10勝、12勝ときて、11勝すれば文句なしの大関昇進。千秋楽を10-4でむかえ、対するは、先場所大関昇進したライバル琴奨菊。そして見事敗戦と、見事にファンの期待を裏切ってくれます。大関に昇進してからもファンの期待を裏切り続ける。大関31場所で、優勝したのは横綱昇進した一場所だけ。あとは惜しいところまで行っても直前で優勝を逃す。優勝次点、数えること12回。メンタルが非常に弱いといわれていました。見ていて『もうちょっとどうにかならないかなー』って感じの相撲が多かった。ただ、何度裏切られても応援したくなる魅力に溢れた力士でした。

    大関時代も、31場所中優勝1場所ですが、カド番1度。一桁勝利は年に一度あるかないかという圧倒的な安定感。優勝に手が届きそうな星数も、13勝6回、12勝3回と、優勝できないの、呪われているんじゃないかと思うくらい良い成績を何度も上げていました。そして、白鵬の天敵といわれるほどの白鵬との熱戦。要所要所で白鵬の連勝を止めたり、左の押っつけだけで白鵬を吹っ飛ばしたりと、時折見せる圧倒的な相撲が非常に良い。正直、数字だけで見たら、日馬富士のほうが白鵬に対して合口がいいんですよ。それでも、諸般の事情があり、やはり白鵬のライバルは稀勢の里であるという認識は、好角家の中では一般的でした。特に、2015年の一年間の相撲は、死闘と呼ぶにふさわしい一番ばかりでした。モンゴル3横綱に唯一対抗できる日本人力士。常に真っ向勝負。力でぶつかる稀勢の里の相撲は、毎日楽しみで、毎日ヒヤヒヤで、毎日アツくなる。

    期待を裏切るということは、逆に言えば常に期待され続ける実力・魅力がなければできないこと。稀勢の里は、実力・魅力共に、本当に引き付けられるものを持っている力士でした。実力にふさわしい結果が出ない。脆いメンタルを、角界有数といわれる猛稽古で何とかカバーしようともがくも、史上最強力士の呼び声高い白鵬に、何度もはじき返される。そして、最高の結果でファンの期待にやっと応えてくれた、初優勝での横綱昇進。そして連覇。そして致命的な大怪我。左が生命線の稀勢の里にとって、左の上腕筋、大胸筋の断裂はアウトでした。その後、一度も活躍することなく、本日の引退劇となりました。

    今まで、ここまで感情移入して応援したプロスポーツ選手いませんでしたし、これからも出てこないんじゃないかな。

    稀勢の里関、お疲れさまでした。そして、本当にありがとうございました。