2017年04月27日
こんにちは
タイトルがなんだか専門家っぽくてかっこいい気が かわさき屋店主 川崎です。
さて、前回、ポテトチップの件で記事を更新いたしました。今回の記事で、少なからず疑問に思った方もいらっしゃると思う点が一つ。『何故、不作なのにポテチ値上げをしないの?』って思いませんでした?実は、加工品の業界ではよくある話です。通常、不作だと価格が上がります。例えば去年末の白菜なんかその典型例ですね。切干大根も当然そうですし、最近話題になっているのは、ノリが高級品になる!?というニュースもあります。一方、為替の影響で価格が上下することはありますが、カゴメのケチャップが、豊作・不作で価格が変わるとかいう話は聞いたことないですし、芋焼酎なんかもそうですね。
さて、この差って何なんでしょうか。
例えば、焼酎原料用の甘藷、一般的には『コガネセンガン』という品種が使用されます。この甘藷、正直おいしくありません、非常にほくほくしていますが、甘さ控えめな品種です。というわけで、焼酎以外の使い道があまりないんですね。大体、焼酎メーカーとの契約で、植え付けの時期には価格が決定して、市場流通というのはほとんど0です。対して、切干大根なんかは、使用用途が幅広く、いろいろな使い方ができます。そういった点が、取引価格が安定するか否かの一つの要因になるんじゃないかと思います。
ただ、ポテトチップ用のジャガイモについては正直理由がわかりません。じゃがいもは、どちらかというと切干大根のように、幅広い用途で使用できるはず。そうなると、当然相場も上がってくると思うんですが…。
まぁ、いろんな視点から価格を考察していくことも、なかなか面白いと思います。
2017年04月13日
こんにちは
私は断然うすしお派 かわさき屋店主 川崎です。
さて、昨今ニュースになっていますポテトチップスの販売中止。昨年の台風による、じゃがいもの不作が原因のようです。昨年の8月から10月までの、全国的な天候不順、ひどかったですもんね。ジャガイモの主要生産地である北海道にも、めったに来ない大型台風が上陸。そのせいで、特に根ものの作物、全国的に壊滅的な打撃を受けたと理解しています。
さて、翻って宮崎県。弊社のブログでも何度か取り上げましたが、台風の影響で大根が不足。大根が不足すれば、当然切り干し大根も不足。切干大根が不足すれば、それに伴い価格も高騰。今年のポテトチップスの問題、当社がこんな感じなので、一消費者として、カルビーさんやコイケヤさんの苦悩や決断などが非常に判るし、支持できます。
ついつい勘違いされがちですが、食品関係、工業製品ではございません。私もこの業界に携わるまでは、安定価格で安定供給なんて、当然のものと思っていました。しかし、現実は、天候による作柄に左右されまくりなわけでございます。今回は、ポテトチップスみたいに、超有名商品だからこそ表ざたになっています。でも、地方で小さく頑張っているような菓子メーカーなんかは、不作があったとしても値上げを理解してもらえないことも多々あるかと思います。宮崎でいえばゴボチさんとか。
近年では、そういった状況に対する理解が薄れてきているような気がします。たぶん、原因としては、日常から農業が離れていっているから。作る側の傲慢かもしれませんが、私たちみたいな業者、SNSなどを使って、そういったことを随時お知らせしていく必要があるのではと思います。そうすることによって、企業の持続や持続可能な農業へつながってくると、私は考えています。
2017年03月29日
こんにちは。
もうすぐ楽しいゴールデンウイークですね かわさき屋店主 川崎です。
さて、標記の件です。かわさき屋のゴールデンウイークの休日、下記の通りとなっております。5月1日・2日は、会社自体は営業していますが、基本出荷を受け付けておりません。1日2日に発送を希望されるお客様は、必ず27日までにご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。
また、細かい問い合わせに関しましては、各担当は出勤いたしませんので、お答えできかねる場合があります。確認事項は事前にお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
取引先各位に関しましては、大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。
休日 4月29日・30日 5月3日~5月7日
2017年03月28日
こんにちは
花粉症に苦しむかわさき屋店主 川崎です。
今場所は相撲史に残る場所でした。というわけで、今場所の大相撲を総括です。
1. 稀勢の里優勝
千秋楽の二番は、間違いなく、大相撲史を振り返るうえで、重要な取り組みになりました。満身創痍の稀勢の里が、かつての勢いを取り戻した照ノ富士を一蹴。いやー。貴乃花対武蔵丸の伝説の一番を思い出しましたね。ただ、振り返ると、この一番、実は伏線があったのではと。前日の照ノ富士-琴奨菊戦。照ノ富士が琴奨菊を変化で破った一番。実はよく見ると、ひざのサポーターが、前日までより大きいものに変わっています。報道によると、ひざに水が溜まっていたとの事実も。実はあの一番、満身創痍の稀勢の里 対 満身創痍の照ノ富士の一番だったんじゃないかと。膝が悪かったがために、稀勢の里の土俵際の技を食らってしまう結末になったというのが私の見方です。しかし、今場所の稀勢の里の土俵際、恐ろしく強かったですね。
2. 大関候補の明暗
場所前に予想していた、時期大関候補の高安 正代 御嶽海。高安は、終盤の三連敗があったものの、初日からの十連勝などがあり12勝。先場所11番勝っているので、今までを踏襲すると、来場所10番勝てば大関でしょうね。御嶽海は、上位に歯が立たず一勝もできませんでした。しかし、下位には一番も落とさず9勝。正代は、研究されてしまったのか4勝どまり。高安はよほど調整を間違えなければ大関になれるでしょう。稽古相手の稀勢の里が怪我なのが気にかかりますが、ここは是非出稽古に出て、本場所を迎えてほしいところ。正代は、あの胸からあたる立ち合いをどうにかしないと難しい気がします。御嶽海は、近いうちに完成しそうな気がします。今年いっぱい様子を見てみたいですね。
3. 期待の若手の台頭。
貴景勝が、20歳にして初の三賞受賞。来場所は、貴景勝の中学時代からのライバル、阿武咲も新入幕。そして、北の富士勝昭氏も注目の19歳、貴源治が新十両。すぐに横綱大関を嘱望できるほどではないにしろ、将来が楽しみな素材です。
4. 世代交代
白鵬が途中休場、日馬富士・鶴竜がともに10勝と、モンゴル三横綱全滅。照ノ富士は13勝を挙げたものの、膝に不安が残る状況。豪栄道はお話にならないレベル。琴奨菊は、残念ながら大関復帰ならず。照ノ富士以外はみな三十歳オーバー。あと三年もすれば、今の横綱大関、残っているのは照ノ富士だけという状況もありうるかと。さらに、次期大関最有力の高安も27歳。10年前の白鵬や稀勢の里のような、時代を背負うような大物が現れていないのが少し不安です。本来は、そのポジションに照ノ富士・逸ノ城がはまっている予定でしたが、前者は怪我。後者は稽古不足による伸び悩み。白鵬や貴乃花クラスまでは望みませんが、23歳くらいまでに大関になるような力士が出てきてほしいです。
以上。相撲ロスを感じながら、来場所を待ちたいと思います!!
2017年03月06日
こんにちは。
4横綱時代突入 かわさき屋店主 川崎です。
さて、今週末、初日を迎えます、大相撲大阪場所。川崎的見どころが数点。これを見れば、本場所が3割増しで面白くなる!?
1. 新横綱稀勢の里と、優勝争い
何はともあれ、今場所最大の見どころは、稀勢の里の活躍…、なのですが、正直、今場所は活躍できないとみています。昇進場所のジンクスといいますか、大体上がった場所はどの力士も活躍できません。理由は、イベントによる稽古不足。土俵外の様々なイベントで、余り稽古ができず、実力を発揮できないパターンが多く、稀勢の里も例外ではないとみています。今場所の中心は、ズバリ、白鵬。4場所優勝から遠ざかっており、本人、焦りもあるでしょう。その4場所も、休場場所を除けば、一応は二桁勝っています。今場所は、捲土重来が期待できるのではないでしょうか。
2. 不調の横綱大関陣+1
先場所休場の横綱日馬富士・鶴竜。角番大関照ノ富士。八勝どまりの豪栄道。大関陥落の琴奨菊。彼ら、みんな今場所正念場です。まず琴奨菊。10勝は無理でしょう。照ノ富士、勝ち越せるかどうか、5分5分ってところじゃないでしょうか。豪栄道も、なんと、全勝優勝した場所含めて、結局大関で二けた勝っているのは、未だ15場所中2場所のみ。いつ陥落してもおかしくないでしょうね。そして横綱二人。特に、けがに苦しむ日馬富士。今年、彼らにとって、進退のかかる一年になるでしょうね。
3. 期待の新鋭
上が沈めば、代わりに浮き上がってくる人も。今場所二けた勝てば、来場所大関とりの場所になる高安。ここ4場所で、二けた勝利3回という安定感。負け越した1場所は、大関とりのプレッシャーからだと思っています。間違いなく、いま大関に一番近い力士でしょう。そして後を追うのが正代、御嶽海。彼らも、今年中には大関とりの場所が来るかも。他にも、北勝富士や、貴景勝など、期待の若手が続々。今年一年、上位陣の顔ぶれが大きく変わる一年になるかも。
以上の点に注目してみると、ちょっと面白くなると思います。大阪場所、皆さん楽しんでまいりましょう!!