• 大相撲秋場所総括

    こんにちは。
    世の中には予想もしないことが起こるものです かわさき屋店主 川崎です。

    遅くなりましたが、大相撲秋場所の総括を

    1.豪栄道優勝
    まさかまさかの豪栄道全勝優勝。しかも角番で。場所前の動向では、豪栄道、悪くないとの報道はあったんですが、まさかここまでやるとは。先場所までの大関在位での勝率、たしか.517程度だったと記憶しています。5割少々の勝率の力士が優勝。それも全勝。たぶん、誰もこんな結果予測できなかったと思います。そして何より、なぜ全勝優勝できたか、その要因もわからない内容。いつもの豪栄道が、たまたま勝つ内容を15日間続けてしまった。そんな印象を持ちました。まぁ、来場所優勝で横綱昇進らしいですが…。今場所の活躍が、フロックでないことを祈るのみです。

    2.稀勢の里綱とり
    一言、残念。初日の立ち合いで全て決まりました。腰高、左が差せない、強引な寄り、逆転の投げ。最悪のパターンでした。先場所のように、悪いなりに何とか踏ん張っていましたが、豪栄道に止めを刺された形になりました。しかし、豪栄道の優勝とおなじくらい疑問なのが、稀勢の里の優勝なし。先場所までの大関での勝率、実に.705。横綱級の活躍を見せながら、いまだ優勝ナシは、勝負弱いだけでは説明つかないレベルな気がします。現在、大関陣で勝率6割を超えている力士、実は稀勢の里のみ。そして、優勝経験のない力士も稀勢の里のみ。来場所こそは初優勝を期待したいです。

    3.その他の力士および若手力士台頭への期待。
    高安、一応10番勝った者の、あと1つ2つ上乗せが欲しかったですね…。13日目からの3連敗がもったいなさすぎる。来場所大関とりの場所になると思いますが、それが非常に重荷になる可能性がありますね。そして遠藤、復活の兆しを見せてくれましたね。この勢いで、一気に三役まで上り詰めてほしいところ。若手では、琴鎌谷、入門から負け越しなしで、幕下で5勝2敗は上出来。高校中退の18歳ですが、今後期待できそうです。ちなみに、お父さんは、元関脇琴の若。お爺さんは、元横綱琴櫻。平成の大横綱、貴乃花のような華々しい血筋です。輝や十両の阿武咲、佐藤も、引き続き期待したいです。

    というわけで、九州場所を楽しみにしたいと思います。