• 平成28年度期 切干大根生産状況のご報告

    こんにちは。

    切干大根の生産、そろそろ終わりが見えてまいりました かわさき屋店主 川崎です。

    さて、標記の件。今期の切り干し大根ですが、結果から申し上げると、ここ数年ないぐらいの不作に見舞われました。かわさき屋が創業してから、最も生産量の低かった年が、一昨年、平成26年度期でした。大体、平年比6割強の生産量だったという記録が残っています。今期はどうだったかというと、たぶん平年比5~6割程度だったのではという実感を持っています。

    この要因といたしましては、9月・10月の天候不順につきます。9月の大きな台風で、前半加工予定だった大根が流れ、10月の日照不足で、後半加工予定の大根が生育せずといった感じです。それに伴い、原料価格も非常に高騰いたしました。おおよそですが、昨対比30%増。平年比およそ150%増という数字が出ています。

    弊社が集荷を行っていのは、宮崎県東諸県郡というところになります。通常、次の産品の関係で、早めに終わる方と遅くまで生産される方に分かれます。いつもでしたら、前者は2月上旬まで。後者は、遅い方だと3月中旬くらいまで生産されます。今期は、前者が2月中旬、後者が2月下旬までの生産で終了しそうです。大体、500~700㎏/10a くらいの生産量なんですが、今年は、300~500㎏/10a位になりそうな感じです。ただ、乾燥の時期の天気は非常に良かったです。10日に一日くらい、適度に雨が降り、また、寒い日が続き、いい風も吹きました。というわけで、クオリティは非常に高い年になったという実感も持っています。

    そのため、今期も商品によりますが、10~25%程度の値上げを実施させていただく運びとなります。お取引先各位ならびに、消費者の皆様、お取扱いいただいています小売店の皆様には、多大なご迷惑をおかけいたします。なにとぞご理解のほどお願いいたします。

    今後とも、かわさき屋の商品、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。