• 中小企業の役割について

    こんにちは
    久々の業務連絡以外の記事 かわさき屋店主 川崎です。

    最近、主な発信の場をTwitterに移行しています。140文字以内と、発信する内容は短いのですが、結構な頻度で更新しています。どうでもよい事も多々つぶやいていますが、経営姿勢についてや、採用についての考え方なんかもボチボチ呟いています。今回は、熟考しながら書いてみようという気になったので、たまにはこちらで。

    宮崎県、年々人口が減少しています。私が住んでいる宮崎市や、会社がある綾町なんかはそこまで目に見えてってほどでもありません。しかし、山間部に行くと、絶望的な状況が広がっています。宮崎の山間部にあるとある村の話。2000年には2402人だった人口が、2020年には1498人と、概ね4割程度減っています。林業と、それにかかわる農業が主な産業だったみたいですが、農林業の衰退と、製造業・IT等の新しい産業の隆盛の波にのまれたことが主要因なのかなと感じます。仮にの話ですが、その村に、例えば旭酒造(日本酒獺祭を作ってるメーカー)ような企業が育っていたら、村の人口や人の往来も増え、それをあてにした店舗などもできていき、村の様相は全く変わってきていたのではないかと思います。。

    先ほどのたとえは極端ですが、中小企業の主な社会的役割は、人の住む場所を作ることなんじゃないかなと思います。特に、僕が感じるかわさき屋の使命としては、県内の資源を使い、県外でお金を稼いできて、地域の人たちに還元することだと思っています。かわさき屋みたいな中小企業で働き、地域に住み、そして地域で生活することでその地域が活性化していく。そんな企業が増えていけば、きっと今よりも日本はもっと良くなっていくと思います。

    かわさき屋一社でできる事はすごく小さなことですが、自分たちにできる最大限の力をもって、少しでもポジティブな影響を地域に残していければと思います。