• 夏に想う

    こんにちは

    節電意識に欠ける男 かわさき屋店主 川崎です。

    先週くらいまでは、雨が降ると気温も下がり、過ごしやすい日になっていたと思うのですが、今週に入ってからは、ただただ湿度が高く、鬱陶しい日になってきている気がします。天気が悪いと洗濯物も乾きにくく、カビを基にした食中毒も増えてきます。

    さてさて、わたくしの住む町宮崎では、夏場は雑草の伸びが著しく、生産者の方々にとっては雑草防除が課題の季節となります。反面、夏場収穫の作物は意外と少なく、直売所の方々の頭を悩ます季節でもあります。ご存知の通り、宮崎県は気温も高く、雨も多い地方です。そのため、水はけのよい土地が好ましい作物は生育が難しく、かつ、気温の上がりすぎによる高温障害により、夏場の作物もまいってしまうという、なんとも悩ましい土地柄です。

    生産者の方から話を聞くと、やはり夏場の収入源というのが課題となっていらっしゃるとのこと。超早場米で有名な土地柄ですが、米が高値で売れるのは一瞬です。基本的に、気候上米の食味は良いほうではないので、他県の収穫が始まると、米の価格はガクッと落ちてしまう傾向にあるようです。

    弊社としても、主力商品である切干大根のシーズンが冬場であることから、何かしら夏場の作物で乾物を作りたいところではあります。アイデアはあるのですが、まだご協力いただける生産者様が見つかっていない状況。何とか商品化して、弊社のリスクヘッジの観点からも、生産者様の経営の観点からも、また、地域へ新しい産物を生み出す観点からも、計画を実行・そして成功に導きたいものです。