• 大相撲9月場所予想

    こんにちは
    すっかり秋めいてきました かわさき屋店主 川﨑です。

    11月場所も、東京開催になるようで、九州在住の私としては非常に寂しいです。九州場所は仕事や済んで本場所観戦していたもので、早い原状回復を望みます。
    ということで、今場所の見どころをピックアップ。

    1.優勝争い
    両横綱休場が決まった中、優勝争いの中心になるのはやはり大関朝乃山でしょう。ここ数場所、安定的に二桁勝っている安定感は、やはり現状では頭一つ抜けている印象があります。やはり右四つという、自分の型を高いレベルで身につけている力士は、見ていて安定感を感じますね。本来なら対抗馬にいるべき貴景勝は、怪我の後はあまり成績を残せていません。大胸筋は押すときに使う筋肉であることを考えると、やはり影響は残るのか。それとも、力士の押しは下半身を使うので、ある程度で調子を戻すのか。はたまた、貴景勝は押し専門の力士のため、上位陣が対策を取り切れてきたのか。これはもう少し考証が必要かなと思います。そして正代・御嶽海の2関脇。特に御嶽海、優勝経験も2度ありますし、波に乗ると手が付けられない力士。ただ、調子にムラがあるから、上に上がり切れてないんだろうなと思います。後は先場所優勝の照ノ富士。三役陣も先場所蹂躙していますが、基本的には、中盤くらいまでは幕内下位と相撲を取っての優勝。すべて上位陣と戦った時、果たして膝が持つのか、それとも、あの横綱候補の最有力だった強い照ノ富士が戻ってくるのか。初日の照ノ富士-貴景勝は、今場所を占う一番になるような気がします。

    2.大関昇進
    今場所は関脇が3力士。その3名が全て、先場所2桁勝っています。要するに、一気に3名が大関レースに乗っている状態。果たして、今場所は誰が二桁勝つのか。はたまた、誰も二桁勝てないのか。次の大関最有力は、やはり優勝経験2回の御嶽海でしょう。御嶽海、私の印象は、上に弱くて下に強い、スネ夫のような力士です。最近は上もだいぶ抜けましたし、今の実力だったら十分大関昇進は望めるんじゃないかと。正代も一皮むけたかな。ただ、今までの実績見ると、大関は敷居が高い印象。大栄翔は…。まぁ、優勝した後の朝乃山みたく、本当に突然開眼することもありますので、今場所次第じゃないかなーと思っています。

    3.若手
    先場所やっとこさ勝ち越した琴勝峰。そして、新入幕の豊昇龍。それに加え、まだ幕下上位ですが、納谷の3力士が、個人的には、次の角界を盛り上げてくれるんじゃないかなと思っています。琴勝峰は、今の若手では珍しく、しっかり四つ相撲が取れるのが魅力的。そして豊昇龍。叔父さんの朝青龍を彷彿とさせる動きの良さが魅力です。琴勝峰は、先場所前半は良かったんですが、後半失速してしまった印象でした。幕内の空気を掴んだ今場所、私は二桁も見えてくるんじゃないかと思っています。そして豊昇龍。叔父さんと比べると出世は遅いですが、相撲に華がありますね。もしかすると来年にはこの二人、三役定着して大関も狙えるんじゃないかと秘かに期待。

    というわけで、今日から本場所。楽しくTVで観戦したいと思います!