プライベート
  • 大相撲秋場所予想

    こんにちは。

    朝晩すずしくなってきましたね かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、大相撲秋場所開幕いたしました。今場所は、3横綱が休場ということで、盛り上がりに欠ける場所になってしまっています。それでも、というか、だからこそ若手力士にはチャンスも増えます。そんな秋場所、川﨑なりの見どころをチェックしてみました。

    1. 優勝争い

    初日終わっての予想になりますが、正直、初日前までは日馬富士・照ノ富士の、伊勢ケ浜部屋同士の争いになると予想していました。ふたを開けてみると、初日照ノ富士惨敗。事前報道では、ひざの状態が良いといわれていただけに、本日からの相撲に注目したいです。高安に関しては、昇進場所の注目から逃れ、相撲に集中できる環境の中で迎えた秋場所になります。期待値ではナンバーワンだと思いますが、取りこぼしなく終盤を迎えることができるかに疑問符が。関脇以下の力士で、優勝に絡めそうな地力を持っている力士、軒並み黒星発進なんですよねー。誰も優勝できそうにないという、悪い意味で予想が難しい場所になりそうです。

    2. 阿武咲

    今大関に一番近い力士、御嶽海はもちろんですが、上位総当たりの場所に初めて登場した阿武咲、注目ですね。思い切りのよい強いあたりから、一気の突き押しが彼の持ち味。初日、格上の御嶽海を倒したことで、俄然注目を集めました。場所前の稽古でも、高安と分の良い三番げいこをしたという報道もあります。彼が上位初挑戦の場所でどれだけ勝てるか。仮に二けた勝つようなことがあれば、今後の相撲界、彼中心に動くこともあり得るのではと思います。

    3. 注目力士

    以前から挙げている、時代の注目力士。上に挙げた二人に加え、北勝富士・貴景勝・正代・宇良・輝。特に、輝以外の4人は、ここ数場所で急激に番付を駆け上がっています。ということで、そろそろ魑魅魍魎蠢く幕内上位の力士からの研究対策が進んでくるころ。それの餌食になったのが、今、前頭中盤で足踏みしている逸ノ城です。私個人として、先ほど挙げた二人に加え、貴景勝・正代が大関候補と思っているのですが、正代は初日、宇良に完敗。今年一年で、三役定着できた力士が、大関レース生き残りになると思っているのですが、果たして。あと、今場所大勝ちしそうなのが、返り入幕の豊山と、新入幕の朝ノ山。上7人に対して若干出遅れた感はありますが、彼らも力がありそうな力士。三賞レースに顔を出しそうな予感がします。

    以上、今場所の見どころです。一気に世代交代が進みそうな雰囲気を醸し出している相撲界。目まぐるしく番付が変わっておりますので、今場所は今場所なりに楽しめそうです。皆様も是非楽しんでください!!


    大相撲名古屋場所総括

    こんにちは

    子供が夏休みに入り、子供の扱いに頭をかかえます かわさき屋店主 川崎です。

    さて、大相撲名古屋場所、白鵬の優勝で幕を閉じました。今回は、大局的な観点から3つ、振り返ってみます。

    1. 大横綱白鵬 記録達成と復活?

    齢33歳にして、再び最強の座に返り咲く白鵬。今場所は、先場所に引き続き、圧倒的な上手さで優勝をかっさらっていきました。私が思うに、白鵬は確実に衰えています。私が思うに、全盛期白鵬の強さ、歴代トップクラスのキレと、圧倒的な技術をもって相手を制する相撲でした。信じられないくらい鋭い立ち合いで相手を制し、一気に持っていく相撲は、取組前から勝利をあきらめさせるに十分なものでした。残念ながら、年齢とともに動きのキレはなくなってきています。そして代わりに前面に出てきたのは、今まで出す必要がなかった技術の部分。しかし、その技術の部分だけでも、歴代の大横綱に並ぶものを持っているのが白鵬。今になって再確認できるのは、全盛期白鵬は存在自体が反則級だったということ。史上最強力士が、普通の大横綱級まで衰えたというのが私の見解です。向こう三年は優勝に絡めるでしょうね。

    2. 新世代の台頭

    稀勢の里の怪我、鶴竜の引退危機、照ノ富士・豪栄道の万年角番大関と、協会の看板はガタガタです。そういった中で昇進した高安。今場所は新大関の場所ということで、多少の不調も仕方がないかと。来場所、彼の真価が問われるでしょう。そして期待されるのは、新大関・横綱候補。今のところ出てきているのは、御嶽海・北勝富士・宇良・正代の大卒力士と、貴景勝・阿武咲・輝の中卒(高校中退含む)力士の7人でしょう。今のところ、筆頭に挙げられるのは御嶽海でしょうね。上位で確実に勝ち越しを重ね、横綱相手に白星も着実に上げています。あとは、下位相手の取りこぼしが課題。その次に期待できるのは、貴景勝と阿武咲だと思っています。今場所、貴景勝は上位の壁に跳ね返されましたが、まだ21歳と若い。阿武咲も今が伸び盛りの力士で、来場所上位総当たりの番付になります。正直、この二人のどちらか、2年以内に大関に上がってもらわないと、角界ヤバいと思っています。

    3. 角界の不安要素

    今場所何日か中継見ましたが、四つ相撲がすごい減っている印象があります。今の横綱4人、全員4つがベースです。今まで、突き押しメインの横綱って、私は曙くらいしか思い浮かびません。先ほど上げた7人の力士、ちゃんとした四つが取れるの、正代だけじゃないでしょうか。調子の波が激しい突き押しでは、大関まではいけても横綱は難しい気がします。

    そして、外国人力士の大関候補がいないのも気にかかるところ。2年前までは、圧倒的なパワーの四つをとる照ノ富士・体のわりにトリッキーな相撲もとれる逸ノ城の二人が横綱になり、日本人力士の前に立ちふさがることをイメージしていました。しかし、前者は深刻な膝のけがに苦しみ、後者は、弱小部屋による稽古相手不足から伸び悩み。特に照ノ富士、白鵬の次は照ノ富士と思っていただけに、非常に残念です。強力な外国人力士の台頭なくして、角界の盛り上がりはありえないと思います。次の強力な外国人力士、期待したいですね。

    以上、相撲ロスに悩まされるかわさき屋店主の相撲記事でした。


    大相撲夏場所総括

    こんにちは

    もうすぐ梅雨ですね かわさき屋店主川崎です

    大相撲夏場所終わると、梅雨が来ることを実感いたします。というわけで、今場所の総括を。

    1. 白鵬全勝優勝と優勝争い

    いやー、今場所の白鵬、強かったですね。場所前のけいこの情報、非常に充実していたとの報道ありましたが、予想以上でした。序盤バタつく場面ありましたが、終盤は盤石でしたね。千秋楽の日馬富士との大一番に、下半身の充実を感じました。38回目の優勝ということで、40回の優勝、見えてきたんじゃないでしょうか。稀勢の里が途中休場した寂しさもありましたが、それを跳ね飛ばす活躍でした。そして、日馬富士と高安の終盤の失速、ちょっと残念でしたね。高安は後述するとして、日馬富士、白鵬と逆に、ちょっと衰えを隠せなくなった印象が。そして、地味に活躍した照ノ富士。ひざの状態、だいぶ回復してるんじゃないでしょうか。もしかすると、近いうちでの綱とり、あると思います。

    2. 高安大関昇進

    場所前、高安の大関昇進、ほぼ間違いないとみていましたが、周囲の期待通り、見事に勝ち取ってくれました。13日目までは100点だったと思うのですが、ラスト2日は残念でしたね。そこで勝ち切るかどうかが、綱とりできる大関になるかどうかの試金石と思っていたのですが…。ただ、カチ上げからの突き押し一本で12日目まで勝ち続けていましたが、最後の3日、いろいろと工夫している様子が見て取れました。正直、カチ上げからの突き押し一本では、上位はすぐ対応してくると思います。高安は、左差しの相撲も強いので、うまいことこの辺も駆使していければ、優勝もできてくるのではないかと思います。

    3. 若手の台頭

    今場所は、若手の台頭が著しかったと思います。三賞獲得した力士のうち、殊勲賞をとった御嶽海・敢闘賞の阿武咲なんかは、今後非常に期待できる力士だと思います。ほかにも、二けた勝った正代、北勝富士、宇良、貴景勝もよかったですね。ただ、個人的に応援したいのが、阿武咲と貴景勝のライバル二人。まだ二人とも20歳(今年21歳になるようですが)。向こう一年間で3役定着できれば、次の大関・横綱候補に名前が上がってくる可能性もあります。二人の成長、非常に楽しみです。

    こういった感じで、相撲界の地殻変動、だいぶ大きくなってきた感があります。といったところで、また名古屋場所でお会いいたしましょう。


    大相撲夏場所展望

    こんにちは。

    暦の上ではもう夏ですね かわさき屋店主 川崎です。

    さて、14日日曜日から開催される大相撲夏場所、見どころがいろいろありますが、注目点をいくつか。

    1. 田子の浦勢の動向

    田子の浦部屋といえば、横綱稀勢の里 関脇高安と、今場所注目の力士がそろっております。中でも、関脇高安、今場所大関とりがかかっている、今場所の中心力士といっても過言ではありません。さて、高安が大関に昇進する可能性は如何ほどか。私は、かなり高いとみています。3場所前は7勝で負け越しとはいえ、直近5場所、すべて三役で二桁勝利4回と、今、稀勢の里に次ぐ安定感がある力士ではないでしょうか。そして稀勢の里。けがの影響が気になりますね。体重が増えたという朗報と、右を使う相撲を試行錯誤しているという悲報。判断に迷いますね。

    2. 優勝争い。

    悪い意味で難しいです。誰も優勝できそうにない。稀勢の里はけがの影響が心配ですし、モンゴル三横綱も衰えが見られます。照ノ富士は膝が心配ですし、高安は実力不足。そういった中で、私の予想は、

    本命 白鵬  対抗 高安  注目 稀勢の里 照ノ富士

    あたりですかね。事前の情報だと、稽古総見の白鵬、なかなか調子よさそう。最近圧倒できていな立ち合いを試行錯誤している模様。立ち合いがうまくいけば乗れるような気が。高安。張ってよし、組んでよしの、意外と技巧派の力士。万能型だけに、どこまで最近調子のよい突き押しにこだわれるかが分かれ目になるかなと。そして注目の二人は、けがの具合が良ければ優勝争いの中心に、悪ければお話にもならないレベルにという、丁半博打みたいな感じになると予測。

    3. そのほか注目力士

    先場所三役獲得の貴景勝、新入幕の阿武咲に注目。貴景勝は、幕内下位では結果を出せましたが、中位で結果を出せるか。阿武咲は、場所前の、高安との三番稽古で、ほぼ互角のけいこができたとの情報が。高安が手を抜いていなかったのであれば、幕内下位で、十分に結果を残せる実力はありそうです。そのほか、日馬富士、鶴竜は、あまりにアレだったら引退の声もかかりかねませんし、豪栄道は今場所もカド番と、上位に悪い意味で注目を浴びる力士もいます。また、十両には、187㎝ 150㎏と、期待の若手大型力士の貴源治が新十両に。四つ身もとれる若手は最近貴重なので、注目していきたいと思います。

    他にも、先場所大負けした正代の実力はいかほどか。御嶽海は大関の器たりえるかなど、注目点はたくさん。皆様、この記事を読んで、今場所も楽しんでください!!

     


    大相撲大阪場所総括

    こんにちは

    花粉症に苦しむかわさき屋店主 川崎です。

    今場所は相撲史に残る場所でした。というわけで、今場所の大相撲を総括です。

    1. 稀勢の里優勝

    千秋楽の二番は、間違いなく、大相撲史を振り返るうえで、重要な取り組みになりました。満身創痍の稀勢の里が、かつての勢いを取り戻した照ノ富士を一蹴。いやー。貴乃花対武蔵丸の伝説の一番を思い出しましたね。ただ、振り返ると、この一番、実は伏線があったのではと。前日の照ノ富士-琴奨菊戦。照ノ富士が琴奨菊を変化で破った一番。実はよく見ると、ひざのサポーターが、前日までより大きいものに変わっています。報道によると、ひざに水が溜まっていたとの事実も。実はあの一番、満身創痍の稀勢の里 対 満身創痍の照ノ富士の一番だったんじゃないかと。膝が悪かったがために、稀勢の里の土俵際の技を食らってしまう結末になったというのが私の見方です。しかし、今場所の稀勢の里の土俵際、恐ろしく強かったですね。

    2. 大関候補の明暗

    場所前に予想していた、時期大関候補の高安 正代 御嶽海。高安は、終盤の三連敗があったものの、初日からの十連勝などがあり12勝。先場所11番勝っているので、今までを踏襲すると、来場所10番勝てば大関でしょうね。御嶽海は、上位に歯が立たず一勝もできませんでした。しかし、下位には一番も落とさず9勝。正代は、研究されてしまったのか4勝どまり。高安はよほど調整を間違えなければ大関になれるでしょう。稽古相手の稀勢の里が怪我なのが気にかかりますが、ここは是非出稽古に出て、本場所を迎えてほしいところ。正代は、あの胸からあたる立ち合いをどうにかしないと難しい気がします。御嶽海は、近いうちに完成しそうな気がします。今年いっぱい様子を見てみたいですね。

    3. 期待の若手の台頭。

    貴景勝が、20歳にして初の三賞受賞。来場所は、貴景勝の中学時代からのライバル、阿武咲も新入幕。そして、北の富士勝昭氏も注目の19歳、貴源治が新十両。すぐに横綱大関を嘱望できるほどではないにしろ、将来が楽しみな素材です。

    4. 世代交代

    白鵬が途中休場、日馬富士・鶴竜がともに10勝と、モンゴル三横綱全滅。照ノ富士は13勝を挙げたものの、膝に不安が残る状況。豪栄道はお話にならないレベル。琴奨菊は、残念ながら大関復帰ならず。照ノ富士以外はみな三十歳オーバー。あと三年もすれば、今の横綱大関、残っているのは照ノ富士だけという状況もありうるかと。さらに、次期大関最有力の高安も27歳。10年前の白鵬や稀勢の里のような、時代を背負うような大物が現れていないのが少し不安です。本来は、そのポジションに照ノ富士・逸ノ城がはまっている予定でしたが、前者は怪我。後者は稽古不足による伸び悩み。白鵬や貴乃花クラスまでは望みませんが、23歳くらいまでに大関になるような力士が出てきてほしいです。

    以上。相撲ロスを感じながら、来場所を待ちたいと思います!!