プライベート
  • 大相撲初場所を終えて

    こんにちは

    寒波の中でも宮崎は今日も晴天 かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、一年始まりの初場所、好角家としては非常に幸先の良い結果に終わったと思います。10年ぶりの日本出身力士の優勝。その力士が、まさか琴奨菊とは思いませんでしたけれども。まぁ、これを皮切りに、どんどん日本人の優勝が見れるようになれば良いですね。さて、いつも通り何点かに分けて考察を。

    1.琴奨菊と白鵬

    今場所は琴奨菊の活躍、それに尽きるでしょう。立ち合いの圧力が普段と違うし、体がよく動いていましたね。特筆すべきは稀勢の里との一戦。稀勢の里の強烈なおっつけで、バランス崩した後からの立て直しは圧巻だったと思いまっす。思えばターニングポイントはあの一番だった気がします。昨年、琴奨菊は終わった力士扱いしていた自分の節穴っぷりを恥じるばかりです。来場所さらなる活躍で、今場所の活躍がフロックではないことを証明してほしいですね。対して終盤まで優勝争いを繰り広げた白鵬。琴奨菊戦あたりから明らかに相撲がおかしくなりました。特に、最終版の稀勢の里、日馬富士戦は、『こいつ誰だ?』って思ってしまうくらい白鵬らしくない一番でした。稽古量が少ないといわれる白鵬、そのツケがそろそろ衰えという形ででてきたかなと感じます。ただ、二場所連続12勝で衰えを指摘されてしまうところが、史上最強横綱の業といったところでしょうか。

    2.その他横綱大関

    及第点は日馬富士くらいでしょうね。私、正直13日目までは日馬富士の優勝だと思っていました。鶴竜に負けたものの、最後まで体が動いていましたし、先場所と合わせて日馬富士の復活を感じました。鶴竜は大関として合格。ノンプレッシャーの稀勢の里、強すぎ。こいつにプレッシャーを与えるな。豪栄道、陥落してしまえ。照ノ富士に関しては、来場所休んで膝万全にしたほうがいいんじゃないかと考えています。彼ぐらいのポテンシャルがあれば、簡単に一場所で大関復帰できるでしょうし、白鵬に衰えが見え始めた今、角界の中心を担える素材は、彼をおいて他にいないと思っています。次、彼が土俵に上がる際は、万全の体調であることを願います。

    3.その他力士

    嘉風、勝ち越しましたね。以前の嘉風は、横綱大関にとって安パイ力士だったのに、ここ最近は大化けしましたねー。今年は盛り上げてくれるんじゃないでしょうか。あと、豊ノ島。最後まで優勝争いに食らいついていましたね。琴奨菊に土をつけた相撲も素晴らしかったですし、今場所の名脇役でしたね。あと、がっかりだったのが輝。十両でもう一度鍛えなおし、捲土重来を期待します。

    以上、角界勢力図が大きく塗り替わりそうな今年一年。私も相撲を楽しんでいきます!!


    大相撲界の異変について

    こんにちは

    初場所終盤、盛り上がっておりますよ かわさき屋店主 川﨑です。

    さて、荒れない初場所が予想外の展開に。クンロク大関の名をほしいままにしている琴奨菊、まさかまさかの12戦全勝。しかも三横綱撃破。残すは本日豊ノ島、明日の栃煌山、千秋楽の豪栄道を残すのみ。一敗で追う白鵬も終盤に入って俄然調子を落としていますし、日本出身力士の10年ぶりの優勝も見えてきました。こんな感じで、今場所、というか、最近、『終わった』と思っていた力士の復活や、ロートル力士の台頭といったところが目に付く気がします。

    琴奨菊31歳 初場所優勝争い

    日馬富士31歳 2年間優勝から遠ざかっていたものの、先場所優勝。今場所もいい感じ。

    嘉風33歳 33歳にして自己最高位の関脇へ昇進。横綱大関の脅威へ

    安美錦37歳 37歳なのにいまだに殊勲者インタビューで姿みます。

    ぱっと思いつくだけでこんな感じ。幕内平均年齢も現在28.5歳くらいらしいですね。一昔前だったら、そのくらいの年齢ってもう引退が視野に入るくらいだった気がするんですが。それに、ちょっと前だと、10代での新入幕って結構あったと思うんですよ。それがここ最近は10代の新入幕、全く見ないような気が。それどころか、20代前半での三役すらほとんどあり得ない状況に。

    正直、私は『現在の若手が情けない』と考えていましたが、少し認識を改める必要があると感じています。大相撲にも正しいスポーツ医学の知識やトレーニング理論が入り込んだ結果、『選手寿命が延び、壁が厚くなった』と考えるのが妥当かなと。年齢にあった食事やトレーニングを積んでいけば、30過ぎても再びピークが来ることもありえる状況になってきているなと。

    ただ、それを突き破ってくるような、突出した日本人力士の出現を期待したいなと思う今日この頃です。


    大相撲九州場所を終えて

    こんにちは

    北の湖理事長に哀悼の意を かわさき屋店主 川崎です。

    北の湖理事長、二次政権は非常に素晴らしい成果を残されたと思います。土俵の充実に重点を置き、大相撲人気の復活を果たした功績は大きいと思います。次期理事長は元横綱北勝海の八角親方が有力とされていますが、よりよい相撲界の構築を期待したいです。さて、大相撲九州場所、日馬富士優勝で終わりましたが、もろもろ気になった点をピックアップ。

    1. 3横綱

    日馬富士、非常に良い相撲でした。序盤ばたついている印象はありましたが、3日目から立て直し、13勝2敗の優勝。非常に立派だと思います。日馬富士限界説を唱えていた私としては、日馬富士関に頭を下げなければと思うような相撲でしたね。そして白鵬。猫だましなんかもありましたが、12日目までは完璧だったと思います。13日目は仕方ないとしても、私が特に違和感を感じたのは14日目の相撲。立ち合いが特にひどかった。その上、足のけがで本調子でない相手に、長い相撲で敗戦。基本的に、ケガしていると長い相撲に耐えられないものなのですが、最終的には力なく寄り切りでの敗戦。仮に原因が先場所の足のケガだったら来場所期待ですが、そうでなければ、長い白鵬の時代も終焉の時が近づいているということでしょう。鶴竜は論外。

    2. 大関・その他

    照ノ富士は勝ち越せただけで御の字でしょう。稀勢の里は終盤の連敗は悪かったけど、引っ掻き回せたんでまあよし。琴奨菊は序盤よかったけどもう限界でしょう。豪栄道、大関失格。それ以外で素晴らしかったのはやはり嘉風。ぎりぎりの勝ち越しでしたし、もう30超えていますが、上位陣をひっかきまわす存在になったということは、来年も期待できるでしょうね。あと松鳳山。千秋楽勝って優勝決定戦見たかったですが、十両から戻ってきてこの成績、本当に素晴らしいと思います。さすが元三役。また三役復帰目指してほしいですね。

    3. 来年の展望

    来年の軸は、間違いなく照ノ富士だと思っています。あと注目は、白鵬はとうとう衰えてしまったのか否か。来年の九州場所終了時には、横綱大関、大幅に入れ替わっている可能性高いと思っています。照ノ富士の昇進は可能性非常に大きいですし、鶴竜・豪栄道・琴奨菊に関しては、地位に相応しいとは思えません。

    ただ、それ以外の横綱大関候補がいないですね。逸ノ城が覚醒すればいいのですが、稀勢の里二世になりそうな予感がしますし、現状大関にあがれそうなポテンシャル持ってる力士、あえて言うなら大砂嵐くらいですかね。日本人力士には、残念ながらまだそれだけのポテンシャル持ってる力士、いないと思います。協会には、ぜひとも強力な日本人力士の育成をお願いしたいところです。

    というわけで来年の大相撲も楽しみたいと思います!!


    大相撲九州場所 初日終わって展開予想

    こんにちは。

    一年の〆の場所がはじまりました かわさき屋店主 川崎です。

    さて、いよいよ始まりました九州場所。昨日TV中継みていたのですが、驚きました。何に驚いたかって、お客さんいっぱい入ってる!!基本、九州場所って客の入りが本当に少ないんですよ。ところが、昨日見た限りでは相当お客さん入っていました。こりゃ相撲人気復活って感じですね。国内スポーツで視聴率20%いくのってもはや相撲くらいですし、好角家としては嬉しい限り。さて、今場所の見どころを数点。

    1. 優勝争い

    今場所の優勝争い、本当に混沌としています。いつもだったら、本命白鵬、対抗照ノ富士 以上 って感じなんですが、上位陣にけがが多すぎる。初日の相撲みる限りでは、黒星喫した鶴竜は論外として、日馬富士もバタついていつ落としてもおかしくない。白鵬は栃の心にがっぷりを許してしまうし、照ノ富士は取り組み後のコメントで、『膝に力が入らない』と、非常に不安が残る一言残しています。優勝の確立が非常に低い、和製大関3人だけが万全の相撲を取るという、非常に皮肉な結果に終わった初日でした。私の予想は、ズバリ白鵬。なんだかんだでいつも前半バタつき、後半はしり上がりに調子あげてくる力士ですので、今場所もなんだかんだで13勝くらいにまとめてくれるのでは。キーマンは稀勢の里。実力のある力士の中で怪我がないのが彼だけ。先場所のように、いかに引っ掻き回すか。これが今場所が盛り上がるのに必須な要因だと思います。

    2. 照ノ富士の綱とり

    前述の怪我の影響で万全な相撲が取れない照ノ富士。優勝どころか、大関としての働きができるかどうかも怪しいレベルじゃないかなと。個人的には今場所休んで、来年万全の態勢で綱とりで十分じゃないかと思うんですが。ただ、12勝くらいして来場所につなぐことができれば満点じゃないでしょうか。

    台頭してくる若手も、今のところ照ノ富士くらいしかいません。ただ、日馬富士、鶴竜、琴奨菊、豪栄道あたりが力士としての晩年を迎えています。そろそろ、照ノ富士を中心とした大きな地殻変動が起きてもおかしくないかなと思いつつ、九州場所楽しみたいと思います!!


    大相撲秋場所雑感

    こんにちは

    リアルタイムで蚊と戦っています かわさき屋店主 川崎です。

    さて、今年の秋場所、色々と節目の場所になった気がします。私が気になった点をいくつかピックアップ。

    1. 2横綱休場

    日馬富士は兎も角として、白鵬の休場は驚きです。何年ぶりの休場ですかね、白鵬のいない場所というのは、とかく記憶にない。今朝の新聞で、故障個所は足だけでなく、全身がちとおかしいとのコメントを残していました。史上最強の呼び声高い横綱も、いよいよ衰えが始まったかなと思います。併せて日馬富士。来場所復帰予定みたいですが、正直厳しいと思います。現在最も勢いのある伊勢ケ浜部屋。長きにわたり部屋を引っ張ってきた日馬富士もそろそろ…。

    2. 照ノ富士

    優勝こそ鶴竜に明け渡しましたが、今場所の主役は照ノ富士でした。稀勢の里に敗れた一番まではまさに圧倒的な力を見せつけていました。残念ながら怪我に悩まされましたが、大関に昇進したばかりの白鵬を彷彿とさせる、圧倒的な相撲を見せてくれていました。来場所全勝優勝すれば横綱との声も上がっています。厳しい状況ではありますが、今まで予想を上回る成長を見せ続けてくれた照ノ富士。今回も期待していいんじゃないかと思います。貴乃花→朝青竜→白鵬と続いた大横綱の系譜、次に来るのは照ノ富士になりそう。

    3. 鶴竜と稀勢の里

    実力がさほど変わらない二人。優勝できたものとできなかったものの差は何か。やはり、優勝に対する執念だと思います。馬鹿正直に、足りない実力で受けて立つ相撲を取り続ける稀勢の里。琴奨菊・隠岐ノ海の二番は驕りからくる取りこぼしでした。幸運にも碧山戦では勝を拾ったものの、ここ一番でやはり勝ちきれませんでした。対する鶴竜。横綱なのに変化する相撲が二番。決して褒められたものではないですが、やはり優勝への執念を感じました。体のない横綱はやはりここまでやる必要があるのでしょう。特に稀勢の里との一番。何が何でも勝ってやるという気迫が、あのような相撲を取らせたのだと思います。

    以上。なんとなくではありますが、来年一年間かけて、角界の主役が交代するような気がします。朝青竜から白鵬へ変わったときのように、白鵬から照ノ富士へバトンタッチされるんじゃないでしょうか。願わくば、次のバトンを受け取る力士が、日本出身力士であればよいなと思いつつ、九州場所を楽しみに待ちたいと思います。